ギャンブル依存症になる人とならない人の違いはなんだろう？ 私はならないんだけれど、男依存症にはなったことある。依存するものが人によって違うのかな。

俺が感じたギャンブル依存症。

若い頃は転職を繰り返して貧乏だった。
当然、周りの先輩や同僚達も底辺。
だからギャンブルという夢を追いたがる。
依存症の大量生産ギャンブルの代名詞は勿論パチンコ・パチスロ。
1万円の元手で10万円以上勝つという夢。
たま〜にその夢が現実になる。
しかしやっぱり大概は負ける。
たま〜に夢が現実になるから余計にそれが夢だと理解出来ずにのめり込む。
底辺の人間達は夢を見たい。
でも夢が現実になれば良いと思ってる。
だからギャンブルをする。
ギャンブルをやってる時は気分が高揚して、自分達が底辺である事を忘れられる。
底辺の人間達はガキの発想そのままに大人になったようなもの。
大人になり切れてないガキの集団。
自分もその一人だった。

仕事が上手く行って独立した。
大金持ちとまではいかないが、お金がたくさん入る様になって底辺から抜け出す事が出来た。
それでも相変わらずパチンコ・パチスロは好きだった。
でもおかしい。
あれだけのめり込んでいたのに急につまらなくなった。
数万円の勝ち負けで自分の生活が変わる訳でもない。
小銭のやり取りで長々と画面を見続ける事が苦痛になった。
どれも同じ様な台。
演出？当たりまでの流れ？出玉性能？
全部同じに思えた。
実にくだらない。
こんなバカバカしい負ける為の出来レースに、自分の時間を費やす事の愚かさを感じた。
付き合う仲間もいない。
今の知り合いは皆んな、そんな低俗なギャンブルなんてやらない人達だ。
その中にいると自分も冷めてしまう。
パチンコ・スロット…一体何が面白いのか？
さっぱり分からなくなった。

今でも依存症。
たまにパチンコに行きたくなる。
でもパチンコ屋に行くと打つ気がしなくなる。
パチンコ台を見るとバカらしく感じる。
結局店に行っても5秒で帰る。
何故わざわざ来たのかがよく分からない。

よく分からないはずなのに…、何故だか分かった気もする。
低俗なギャンブルは低俗な人間だからやるんだろう。
勿論、全ての人がそうだとは言わない。
だけど9割方は当てはまると思う。
底辺の人達がいなくなったらパチンコ屋は潰れるだろう。
パチンコはバカがバカみたいな金の使い方をする。
バカじゃなければ、バカバカしくてパチンコなんてやってられない。

これが俺の感じた感覚。