同窓会～忘れられない恋～男の子の気持ち

カツオ君さんありがとうございます。

Ｔ君に渡した鶴がどのようにして他の男の子の手に渡ったのかは分かりません。Ｔ君が必要ないからと自ら他の男の子にあげたのか…勝手に他の誰かに奪われたのか…
授業が終わった直後そしてその日の放課後までＴ君から何度か私に声を掛けて来たのですが「Ｔ君ひどいよ」とＴ君に耳を傾けることなく終始無視することに精一杯でした。

12才の私には気持ちに余裕がなく、私自身が悲劇のヒロインになりきり「Ｔ君に馬鹿にされた」的気持ちばかりでしたが、今思えば鶴以前にＴ君に渡したプレゼントや告白の手紙の内容等は中学卒業までＴ君以外の誰も知ることはなかったんですよね…
本当に私のことを馬鹿にするのなら、私からのプレゼントや手紙を見せることはいくらでも出来たでしょうに…
同窓会を前にして、私は大きな勘違いしていたのではないかと思うようになり過ぎた時間にただ戸惑うばかりでした。

カツオ君さんを始め、１さん３さんのおかげで、Ｔ君とのことは私の淡い初恋として嫌な思い出でなく「大切な思い出」として再確認出来ました。