３年後の訃報
3年前、何の前触れもなく、いきなり彼女に振られ、いくら理由を聞いても頑として答えてくれず、全く納得出来ないまま、「もういい！好きにしろ！」と言い放ち別れました。
自分は半ば不貞腐れ気味で、強気で別れを受け入れたものの、内心は未練タラタラでした。
それからは、もう女なんか信じるもんかという気持ちを抱え、彼女の事を忘れる為に仕事に打ち込みました。
それ以来、彼女とは全く音信不通でしたが、先日、彼女の親御さんから手紙が届き、彼女が亡くなった事を知りました。
白血病だったそうです。
彼女の実家に出向き、お母さんから闘病中の様子を聞かされ、仏壇に飾られた彼女の写真を見て涙が溢れました。
「どうして本当の事を言ってくれなかったんだ！」という怒りと、「どんなに辛く苦しかったんだろう」という思いが交差して、やりきれない気持ちで一杯です。
３年も経ってこんな事実を知るなんて、人生ってこんなにも残酷なのでしょうか・・・
正直、まだ気持ちの整理がつきません。
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彼女が病と闘っている時、
彼女が逝こうとしているその瞬間に、
彼女の傍にいる事が、
より一層彼女を苦しめる事になったかも知れない…とも思う。
自分のせいで愛しい人が悲しむ姿を見るのは凄く辛いから。
三年前別れる事で、
あなたは彼女の負担を少しだけ軽くしてあげられたのかも。
彼女は、病で朽ち果てていく彼女自身の姿を貴方に見られたくなかった。
彼女は、よほどの決意で覚悟を決め病と向かい合ったのです。本当は、貴方に言いたかったのだと思います。葛藤の狭間で決意した彼女を誉めてやって下さい。
私も親に告知できませんでした。
彼女の気持ち分かります。
立場は違う形ですが、生死のような重要なことは重いことだと思います。
最後に出来る精一杯の相手への「思いやり」です。
私はそう思います。
自分がどうなっていくか、分かったからではないですか？
とても変わります。見てるのが辛い位の時もあります。
女としての決断だったかもしれませんね。
貴方が悲しみ、悩む姿を見たく無いから別れを選んだのかもしれない。
それも愛なのだから、今貴方がそれをするべきでは無いのではないでしょうか？
一緒に苦しみたかった気持ちも分かりますが、彼女の気持ちを優先させてあげて下さい。
彼女の愛を受け止めて、そして幸せになって下さい。
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