「人体模型の運命 2」 僕はある女の子に恋をした。その子はこの学校の…
「人体模型の運命 2」
僕はある女の子に恋をした。その子はこの学校の生徒で、よく僕に話しかけてくる。
会うたびに表情が変わるところに惹かれていた。楽しそうに話していたり、時には涙目になりながら話していた。僕は、あの子の話をただただ聞いてあげることしかできなくて、動かないはずの心臓でさえも脈打ってしまうほど辛かった。
ある日から、あの子が来なくなった。明日は来るかな。明後日は来るかな。などと考えているうちに、いつの間にか僕は眠ってしまっていた。夢の中では、いつもあの子が僕の元に来て他愛もない話をしている。夢の中でも僕は話を聞くことしか出来なかった。
誰だろう。誰かの声で僕は目を覚ました。その子の声は優しく、聞いたことがあるが思い出せない。急に心臓が動いたように思ったが気のせいだ。優しい声の女性は「お疲れさま。ありがとうね」と僕に言ってくれた時、とても嬉しく思ったと同時に僕の心の中が晴れ晴れとした。
長く暗い廊下。僕はどこに行くんだろう。最後にもう一度あの子に会いたかったな。
「先生、この人体模型気味悪いんでここに置くだけでいいですか?あまり触りたくないので」
「うん。いいよ。ごめんねありがとう」
「バイ、バ、イ」
終わり
ありがとうございました。
タグ
新しい回答の受付は終了しました
これを読んでくれた人へ
未熟な僕が書いた物語?を読んでいただき有難うございます。最初にたてたスレを読んでこのスレに来てくれた人、本当にありがとう。アドバイスや、親切な意見、楽しみとゆう感想、嬉しかったです!
短い文のお礼でしたが、読んでいただき有難うございました。
新しい回答の受付は終了しました
おしゃべり掲示板の悩み一覧
注目の話題
お悩み解決掲示板 板一覧