『息子の恋人』という読み切り漫画を読んだのだけれども、主人公は大学生の一人息子を…
『息子の恋人』という読み切り漫画を読んだのだけれども、主人公は大学生の一人息子を持つ中年の主婦で、息子に恋人ができた事を知りショックを受ける。この主婦は夫に愛想が尽きていて息子に入れ込んでいるのだけど、国立大学に通う息子に大企業に入ってもらい、自分の眼鏡に適った嫁を貰って…という夢があったのに、息子は勝手に彼女をこさえて、しかも紹介したいから今度家に連れてくると言われて、絶対に許せない、壊してやる、と息子の彼女に敵対して二人を破局させるべく行動を起こすというちょっと他では見ない物語。
女性作家の作品で掲載も女性誌だから女性読者をターゲットにしていると思うのだけど、おそらくほとんどの女性は主人公の女性ではなく息子の彼女の立場に自己投影させると思うので、主人公には感情移入できないと思うのだよね。彼氏の母親=将来姑になるかもしれない女、と思うのでむしろ敵と認識しますよね。つまり女性読者は主人公にイライラしながら、反感を覚えながら読み進める作品だと思ったわけ。男性が読んだ場合は息子の立場に自分を置くと思うので、困った母親だと思いながらも自分の母親だし、ある意味自分を愛しているからこその感情、行動でもあると思うので(歪んだ愛かもしれないけど)、女性読者ほどは主人公に拒絶心は持たないと思うのだよね。
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No.3842275 2023/07/28 13:07(悩み投稿日時)
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