続きです あの橋へたどり着くことは困難だと悟った私。ああ、目の前に山か…

続きです


あの橋へたどり着くことは困難だと悟った私。ああ、目の前に山からニョッキと飛び出た空中に架かる橋があるのに！そこへたどり着けたならすぐにでも飛び降りるのに！私はとても悲しくて自分が惨めに感じた。帰る途中、その橋がかかってる下の国道を歩いた。過去にそこから飛び降りた人のためのお地蔵様があった。

私はすぐさま考えを改め、駅の隣にある市営駐車場を思い浮かべた。ビルやマンションは駄目。損害賠償の恐れがあるし、そもそも容易に飛び降りれないようになってる。

その駐車場は九階建て。翌日の仕事終わり、その駐車場へ行った。ビンゴ、ここなら簡単に入れて、飛び降りれて確実に死ねる。私は死ぬ前の神頼みをした。トイレの中でマリア様とイエス様に赦しと恩寵を求めて熱心に祈った。でも、どうしても飛び降りれなかった。飛び降りるなら昼がいいと思った。でも昼は人がたくさん。巻き添えは絶対にしたくない。

今日の仕事終わり、もう一度トライした。私は死ぬ覚悟を決めていた。監視カメラに移らないよう気をつけて、私は九階から景色を眺めた。下はコンクリートで停留所。迎えの車が何台か止まってる。人が歩いてくる。それらを眺めながら私は靴を半分脱いだ。何度も飛び降りるイメージをした。体勢も決めていた。よし、ラスト一台、あの車が出たら、あ、駄目だ。人が歩いてきた。とかしてた。時おり不審者に思われないように、風景を撮ってる人と思われるため写真を幾度か撮った(もし監視カメラで見られてた場合)
ああ、あの目の前で信号待ちをしてる女の子二人組、トラウマを植え付けさせてしまうだろうなあ、あのサラリーマン、まっすぐ来るな、右へ曲がったら飛び降りよう、とか考えてた。

結局死ねず、今は図書館へいます。


つぶやき板へ続く

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