【三行日記】 ⚪日記をつけることで得られる効果 ①自律神経が整う …
【三行日記】
⚪日記をつけることで得られる効果
①自律神経が整う
「自律神経」とは、人間のからだ全体に張り巡らされた神経で、血液循環や呼吸、消化吸収、排泄、免疫、代謝など、人間が生きていくために欠かせない機能を司っている大切なもの。自律神経は「交感神経」「副交感神経」の2つで構成されており、「交感神経」は自動車でいえばアクセルの役割、「副交感神経」はブレーキの役割を担っている。そのため、このバランスが取れていないと、心身の病気や体調不良を招く。
寝る前に1日を振り返る日記を書くことで、交感神経優位だった昼間の状態から、からだを休める副交感神経優位の状態へと切り替える「スイッチ」の役割となり、リラックスした休息状態へと変わる。
1日を振り返ることで気づきが生まれ、悪い流れを止めて自ら良い方向へと、流れをコントロールできるようになる。自分をコントロールすることは、心身を良好に保つ第一条件。
書き記した文字を見ると、自身の状態に気付くことができる。文字は心の状態を表すので、自律神経が乱れているときは文字も乱れる。それに気付いて心穏やかに丁寧に書くことで、気持ちが落ち着き、自律神経のバランスを正常に戻すことができる。
② 想起トレーニングになる
1日の終わりに、今日の出来事を思い出すことは、想起トレーニングにつながる。「想起トレーニング」は認知症予防にも役立つとされている訓練方法で、脳が活性化し、老化を防ぐ。
大脳は「右脳」と「左脳」に分かれ、お互い連携して機能している。一般的に「左脳」が言語を司り、「右脳」はイメージが得意。日記を書く時は、今日の出来事を右脳でイメージする。そして、左脳の働きで文字にしてまとめる。パソコンだと自動変換される漢字も、手書きだと思い出そうとしたり調べたりする。そのため、日記を書くこと自体が、脳全体を使った知的活動となる。
⚪3行日記
自律神経研究の第一人者でもある小林弘幸は寝る前に3行の日記をつけると心身が健康になると提言。
・書く内容
①今日一番失敗したこと(もしくは体調が悪かったこと、嫌だったこと)
②今日一番感動したこと(もしくは嬉しかったこと)
③明日の目標(もしくは今いちばん関心があること)
・3行日記のルール
手書きする
寝る前に書く
必ず日付と曜日を記入する
ゆっくり丁寧に書く
書く内容は1~3の順番で書く
できるだけ簡潔な内容にする
書く内容は、仕事のことでもプライベートのことでもジャンルを問わない。「1.失敗したこと→ 2.感動したこと→ 3.目標」という順番で書くことで、自分自身を客観的に見つめることができる。
結果、心身ともに安定する。
3行目に書く「明日の目標」は、書くタイミングと順番のおかげで、翌日もずっと頭の中に残り、脳が自動的にリマインドし、明日を生きる活力となる。
日記を習慣化する方法
① 日記を書く道具に凝ってみる
日記をつける動機づけとして、好みの日記帳や万年筆を用意する。
② 日記を見返してみる
日記を書くことだけに集中せず、前に書いた日記を見返す。
③ 頑張らない
日記は決まり事ではない。
「しなければならない」の意識より、自然な気持ちを表現しやすい書き方で続けることが重要。頑張らないことが習慣化につなげる秘訣。
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