野田聖子さんのテレビを見て

野田さんは、ここで言われてる批判、現実、想像…全て考えつくして、今を選択したんだと思う。

確かに高齢出産はリスクが高いけど、リスクのない出産はないし、ある意味全ての人がリスクを負いながら出産する。

だから「賭け」たんだと思う。
可能性に。


可能性には、死産してしまう可能性もあった（高かかった）だろうし、生まれてすぐに死んでしまう、一回目の手術で死んでしまう…など、あらゆる可能性を考え覚悟し、そして一つ一つ乗り越えてると思う。

言葉一つ一つが、甘く考えて出産していないし、夢をみてるわけでなく現実にしっかり向き合っていたという印象。


今回テレビで全てを公表することは、スゴく勇気がいっただろう。

こうやって批判が再燃することは容易に想像できたし、もしかしたら、テレビで公表する時には、命が尽きた後になるかもしれないことも考えての撮影だったはず。

観た私が救われたのは、母子の笑顔があったこと。

この出産が良かったのか悪かったのか、結果は今も出ていない。

子供が自分で考えるようになった時に結果が出るのだと思う。

今回の報道で、これから出産する人が、それぞれマイケースとして、リスクを考えて選択して欲しいということと思う。

彼女は自分は後悔していないこと、今母になれてとても幸せだということ、を伝えたかったんだろう。
そして、産まれてしまえば、一人の人間、自分が頑張って生きることの大切さを知ったのかな。
育てると言っても親が子供にしてあげられることは常に限界があって、後は本人の頑張りにすぎないから。


所詮出産は賭け。
彼女は辛く険しい道を選んだわけで、それは経済力含め「できる」と思ったからの選択。

観た人それぞれが、今の医療技術の進歩のどこまでを求めるかは、人それぞれだと思う。

延命措置なども同じ議論だと思う。


今回、赤ちゃんの笑顔ほど幸せを感じさせてくれるものはないと、改めて思った。
と、同時に私には出来ない選択だとも強く思った。

そんな感想です。