２１年前のタイムカプセル。

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サラリーマンさん（ 38 ♂ ）
13/10/18 19:08(最終更新日時)

台風が過ぎた昨日、実家の庭の手入れを家族や仲間数人総出でやっていると、
親父が「お！？お宝か！？」
と声を発し、地面に埋もれているビンの様なものをスコップで突っついて見せていた。

皆も手を休め親父の所に集まってきた。
ママ友さんも遊びに来ていたのでちょっとした騒ぎになった。

（どこかで見覚えのあるような…ないような…ビン？だな…）

それは、さほど大きくないビンだったので難なく掘り出された。

中を覗くと、泥水しか入っていないようだが、目を凝らすと紙のようなモノも見えた。

「開けようよ！」息子がいの一番に食いついた。

（嫌な予感が果てしなくする。どうもやはり見覚えがあるのだ。）

蓋も難なく取れ、ビンを逆さにして必死に中身を取ろうと息子が振ってみせていた。

泥水と一緒にノートの切れ端のようなモノが地面に落ちた。

それはすぐにノートの切れ端だと誰もがわかったが、それにくるまれていた避妊具（コンドーム）に息子は私にアンサーを求めてきた。

「お父さん、これってなに…？？」



あ、ぁ、あ、ぁ、…

青春の１ページが…
こんな姿で…


穴があったら入れたい…いや、入りたいとは、この時の私の為の文句だと痛感した。

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