何をやっても失敗人生。ダメ人間？どうアドバイスしたらいいですか？ ・東大・京大を受験して二浪したことを、今も引きずる。 ・親のお金で、外国旅行などを繰り返し

彼に関しては、昔ながらの友情ですね。
かつては、行動力に富み、活発で、いつも楽しそうにニコニコしていました。
ディスカッションでの彼の意見は、着眼点が斬新で、ある意味、半数はうなずくが、半数は反発する、それでも彼は、自分のスタイルを崩さずに頑張っていました。
「あえて空気を読まない」という彼のスタイルに、賛成する人もいれば、反対する人もいました。

もはや、学歴を誇る時代ではないと思います。
実力として、どれだけ実績が出せるか。失敗しても必要以上に落ち込まず、トライアルアンドエラーを粘り強く続けられるか。
そうした「実力」が、評価されるようになっていると感じます。

ご子息様は高校を中退されたとのこと、まだまだ、年齢的にも、たくさんのチャンスがあると思います。
色々な体験をしたり、色々な人の考えにふれることで、少しずつ、自分の果たすべき「天職」や「使命」、そして、自分が居るべき「居場所」を、見つけられてゆくことと思います。
不登校、などというと、どうしても周囲の大人はナーバスになり、本来なら冷静でいなくてはならない教師サイドも、深刻にとらえすぎて難しいお話になってしまったりします。

私は、大検を志した時は、模擬試験の英語で、「This is a pen.」しか書けなかったのを今でも覚えています！流行りのビリギャルも真っ青の、威勢のいいバカでした。
私と比べては失礼になりますが、ご子息様は「This is a pen.」しか書けないということはないと思いますので、私から見たら大丈夫です。

フリースクール、という、不登校の子のみが集まる「場」も見学しましたが、個性とりどりという感じでしたね。
自然と、大事な仕事を任される、リーダー・タイプの女子もいましたし、ただただ、人気アニメのカード交換をしないか？と誘ってくる子もいました。
シンガーソングライターを目指している子に頼まれてヴォーカルを担当し、お礼にオカリナをもらったこともあります。
フリースクールの会報に、なぜか「自作のファンタジー小説」を「連載」している子、「最新話」を楽しみに待っている子もいました。

世の中捨てたもんじゃないです。
世界は、私たちが思っているより、ちょっとだけ広いのかもしれません。