妊娠・中絶を繰り返す友人について 友人は20歳です。 高校生の頃から中絶をし、そこで学ぶなら分かりますが、学ばずに避妊よりも自分の快楽(ゴムをつけずにす

一度中絶などをすると、自己肯定感が下がるんですよ。

私はそういう駄目な人間なんだ、価値の低いアバズレ女なんだ、と思ってしまうと、そんな自分は嫌いになるので、ぞんざいに扱いたくなります。

すると、どうせ私はそういう女なんだ、と中出しを許すようになり、結果、繰り返します。
　
自分を責めてるからこそ、繰り返してしまう…という悲しいループに入ります。
　
アフターピルを飲んでいたなら、中絶手術だけは避けたい、もう命を殺すのは嫌だ、と、学んではいた。んだと思いますよ。
　
そして、ちゃんと結婚後に作って産んでいる。
　
なのに浮気され、結婚生活にも挫折、子育てにも挫折…。
　
お友達は、とても傷ついていると思います。
すごく自分を責めているでしょうね。
　
なのに、「すごく仲のいい」「身内」の主さんからも、「こういう人間」「命を無駄にすることを繰り返す最低な人」とジャッジされ、「許せません」と責められるわけです。
　
私は、主さんが優しくないと感じます。
　
性行為も、妊娠も一人ではできないし、先に浮気したのは元夫の方のようなので、お友達は確実に被害者でもある訳ですよ。
　
特に、産むというのは、ものすごいことです。
出産は死んでもぜんぜんおかしくないので、自分の命と引き換えの行為なんですよ。
それだけの思いをして、実際に身体を作り変えられて、もう二度と生む前には戻れないくらいのダメージを負い、それだけの負荷を耐えて命をかけて生み出した子。
　
その父親に裏切られたんです。
どれだけ苦しいか、想像できますか？

死んでもいいと思って生んだ子供を(出産はぶっちゃけそう思えないとできません)、嫌悪したくなる、という苦しみが、想像できますか？

脳は作り変わって、子のことはずっとずっと1秒も休みなく気にかかります。
その分、子供を憎む気持ちも毎秒生まれます。
嫌いなのに胸は勝手に張って、飲んでもらえないことに身体は勝手に絶望します。
　
でも私は駄目な人間だから欠陥品だから育ててあげられなかったんだ、と、健康な体から沸き起こる「お乳をあげて育てたい」という生理的欲求をずっと傷つけられた気持ちに耐えるんです。
　
そうやって、すでに充分自分を責めて苦しんでいるであろう人間に、これ以上何を言えるんですか？
　
主さんは、もう少し当事者意識を持って人のことを考えたほうが良いですよ。