父から性虐待を受けていたのですが、 父を刑事訴訟で訴えようとしたところ、7年以上の歳月が経っているから 無理だと言われました ただ慰謝料なら請求出来ると

誰も賛成しない意見を言います。

業と思って受け入れることをお勧めします。

父親はあなたの１親等尊属です。
父親が犯罪者ならあなたは犯罪者の娘です。
父親が前科者になればあなたは前科者の娘です。
父親から賠償金を取ればあなたが受け取るはずの遺産が減ります。
悲しいことですが、親子とは事ほどさように濃密な関係なのです。
それに父親に対して何らかの復讐をしたところで
あなたの負った傷が癒えることはありません。

人間には誰にも良心というものがあります。
あなたの父親はきっと加害者意識に苛まれていると思います。
安易な復讐は禊ぎとなって
あなたの父親を加害者意識から解放してしまうかもしれません。
これこそあなたの本意ではないでしょう。

「あなたは父親だから私は何も出来ない。
　でも、あなたが私にしたことを私は決して忘れない。」
そう父親に訴え続けることこそが
彼に地獄の苦しみを与え続けることになるのです。

お母さんを責めるのも賛成できません。
お父さんはお母さんにとって大切な人です。
愛する人の汚点を聞かされるのは不快なものです。

追伸

こうしたわけで、私はこうした犯罪の厳罰化に違和があります。
それよりも考えてほしいことがあります。

同性愛の「解放」の後には近親愛の「解放」が来るという人がいます。
同性愛「解放」の論理は、そのまま近親愛「解放」の論理となるからです。
また、性の話を家族の中でもっと自由に語れるべきだという主張があります。

近親相姦の犠牲者であるあなたから見て、こういう論調、どう思われますか？

同性や近親者といると安心します。異性の他人といると緊張します。
それは同性愛や近親相姦は性的タブーであり、
性的指向は他人の異性に向かうものとされているからです。
こうした性的タブーを破壊する動きこそ、もっと問題視されるべきです。