私は、家庭があるにもかかわらず、妻子ある人と連絡をとりあっていた時期がありました。 先日から、返事が来なくなり、落ち込んでいます。 うっとうしくなったのだと

でもさ、主自身が自分で言っているじゃないか。「家庭があるにもかかわらず～」って。少なからずも罪悪感は抱いていたわけだろう？　なら今回で縁を切ることが出来て良かったじゃないか

それに、お互い既婚者だっていうのに男と女が二人きりで会うなんて、その時点でお相手のご家族（特に伴侶）に対して物凄く失礼なことをしているとは思わなかったのか？　お相手はきっとその過ちにいち早く気がついたから、これ以上家族を悲しませたくないから、裏切りたくないから、一歩道を踏み外したくはないから、あなたとの今後の接触を拒否したんだ

「今ある家庭を守って、穏便に暮らしていく良い機会ととらえるべきですよね」
そうだ。穏便に、という言葉がどこか引っかかるけれど、それが一番いいんだ。なぜなら、今は当たり前だと思っていても、家族の絆ってあなたが思っているよりもとても簡単に綻んでしまうものなんだ。いつまでもそこに在るものじゃない。最悪今頃、あなたは独りぼっちになっていたかもしれない。そうなっていないだけ幸せなのだとあなたは心から反省するべきだ

今はいいかもしれないけれど、それをいずれ伴侶に同じことをされた時、あなたはどう思う？「あの人は私を裏切った！」と思うか？　答えは言語道断、当然の報いであると捉えるべきだ。「私は家族を捨てずにこうして戻ってきたのにどうして？」と思うのも、単なる甘えだ。自分のことを棚に上げて駄々を捏ねているだけに過ぎない。自分がまいた種はいずれどんな形であれ自分自身に返ってくる。そういうことだ。嘆く分だけ哀れというもの

それが嫌なのなら、あなたは今一度自分のご家族にきちんと自分が犯したことを償うべきだ。どうやってだって？　簡単だよ。伴侶と子供に、真正面から真摯に向き合う。相手の目と心からは絶対に逃げ出さない。それを当たり前のようにできるようになって初めて、あなたは妻、そして母に戻ることが出来るよ

お相手のことは忘れろとは言わないけれど、可能ならプラスに捉えるようにして欲しい。「あの人とのことがあったから、今私は家族を大事に大切に出来るようになったんだ」と。ただ、過去の過ちを良き思い出に、とは言っていない。道を踏み外す前に気づかせてくれてよかった、延々と罪を犯し続けるよりも大事なものがあるということに気づいて本当に良かったと、主にはこの事をしかと肝に銘じてもらいたい