それは風潮ではなくて文化の影響ですよ。
女性が自分の体型を気にするのは、『どれだけ比較する状況があるか』に左右されます。
女性が自分の目で他の女性を見れば見るほど、体型もそうですが、顔や服装も全部比較して、それを気にしてしまう傾向があります。

では昔よりも今の女性が『他の女性と比較してしまう』機会が増えた要因は何でしょうか？
大人も子供も、全世代に影響するほどのもので、昔には無くて、今あるものとは何があるでしょうか？

お分かりですね。
そうです。スマホですね。
細かく言えばスマホだけでなく、自宅のPCやタブレットなども含む、「ネットのツール」です。

これを四六時中観る事によって、女性はネットに出てくる綺麗な女性や可愛い女性を「これでもかと言うほど見る」事になります。

画面を見れば、「当たり前に綺麗で可愛い女性達がそこ中に溢れている…。」
さもそれが女性の標準の様に感じてしまい、自分に自信を持てない人が増えているのです。

今それは社会問題になりつつあります。
スマホというメディアの世界が現実に近付き過ぎて、現実とメディアの距離が分からなくなっている人が多くなっています。

昔はテレビに出ている綺麗な女優さんと自分を比べて落胆する女性はほとんどいませんでした。
しかし今は女優さんみたいに綺麗な女性が、手元の画面で24時間365日見れる時代です。

現実の周りの女性はみんな綺麗な人だと思ってしまうのです。
それが過剰な美意識を掻き立ててしまうのです。

綺麗でなくてはならない…。
そうでなければ存在価値が無い…。
私だけが醜くく見える…。
何とかして綺麗にならなければ…。

そういう思考が「潜在意識の中」でも強く働いてしまうのです。

潜在意識は自我ではコントロール出来ないスピリチュアルな部分です。
それは良い方向に働くこともあれば、強迫観念に囚われる様な悪い部分もあります。
自分を追い詰めて自分を見失うことも多く見られます。

ある意味、スマホに代表されるメディア依存の現象は現代病とも言えるのです。