生物の世代交代の常ですね。

人が老いて亡くなるのは我々には抵抗出来ない自然界の掟。
でも新しい命を生み出して、それをつないで行くのは我々が自分達の意思で出来ることです。

それ故に尊いんですよ。
命は限られてるから尊いんです。

しかし年老いても、命のバトンを次世代にしっかりつないだ人達は、亡くなる時でも安らかに逝く人が多いですね。
まるで自分の役割は終わったからと、自らこの世から身を引く様にも思えます。

そこには怖さよりも満足感の方が強くなるものがあるのかもしれません。

私の祖父も言っていました。
「自分は子供もみんな結婚したし、無事に孫の顔も見せてくれた。もう思い残す事はない。長生きはしようと思うが、それでもいつ死んでも後悔はない。」と、笑顔で言っていました。

死は必ずしも恐怖なのではなく、長い人生を渡り歩いて来た人達の休息の場所なのかもしれません。
私も子供はいますがまだ孫はいません。
孫が生まれたら私も祖父の様な気持ちになるのかと思うと楽しみになってしまいます。

ほんの少しだけですが、既に死は恐怖でなくて迎え入れるものだという気持ちも分かる様になってしまいました。
本当に満足して逝く事が出来る様に、これからも頑張って生きたいですね。