陽子(仮名)は怖い人だった。 高校生の時、「私たち、ずっと友達でいる証しに…

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匿名さん
24/06/09 18:45(更新日時)

陽子(仮名)は怖い人だった。

高校生の時、「私たち、ずっと友達でいる証しに同じ髪型(ショートカット)にしましょう」と、突然、陽子が提案してきた。当時、私は髪を長く伸ばしていて、本当はショートカットになどしたくなかったが、何か断れなくて仕方なく髪を切る事にした。

が、翌日、学校に行って驚いた。陽子は髪を切っていなかったのだ。そして私にこう言った。
「あら、本当に髪切ったんだぁ!ずっと長い髪だったから何か変だわね(笑)」と…
そして陽子は「じゃ、お先に」と言うと別の友達と一緒に行ってしまった。
置き去りにされた私は怒りと屈辱で暫くその場を動く事が出来なかった。

陽子のいい加減な提案を真に受けた自分が腹立たしかった。
あんな女の言う事を真面目に受け止めて、髪を切った自分が本当に悔しかった。

それでも私は陽子に文句を言えず、以降も陽子から話しかけられれば何事もなかったかのように接した。
陽子は我が儘で気が強かった。友達も多く、クラスでも中心的存在。学校という社会の中で彼女のような人間を敵に回す勇気は私にはなかった。

自分が情けなかった。
そして陽子を心の中で憎んだ。

昔から陽子は怖い人だった…

私は今でも彼女を許せない。
復讐などは考えていないが、時折、彼女の事が思い出されるとどうにも怒りが抑えられなくなる。

私がこんな思いをしているなんて陽子は夢にも思っていないだろう。私という人間の存在すらあの女なら忘れているかも知れない。

いつだったか、陽子は「ねぇ、あんたってさぁ」とクスクス笑いながら、「○○(ブスキャラで売ってる女芸人)に似てるよね〜、アハハ」と言って私を嘲笑した。
そこには取り巻きの女子が数人いて、陽子は彼女たちと一緒になって私を馬鹿にした。

私は許せなかった。
いよいよ堪忍袋の尾がキレた私は陽子の上履きを捨てるという情けない復讐をしてしまった。
面と向かって陽子に言い返す事は出来なかった。だから放課後、皆がいなくなったのを見はからって陽子の上履きを焼却炉に捨てた。
卑怯で情けない仕返しである事は理解していたが私にはそれが精一杯の抵抗だった。帰り道、私は自分が情けなかった。

翌日、「あれ、上履きが無い!」と騒いでいる陽子の姿を遠くから見て胸のつかえが取れる思いだった。はしたないけれども、(ざまぁみろ)と思った。

しかし、恐ろしい事が起こった。
背中をトントンとされ、振り返るとB子がいて、「ちょっといい?」と呼ばれた。
体育館裏に連れられ、私が恐る恐る「なに?」と聞くと、B子は「陽子の上履き、焼却炉に捨てたの見たよ」と言ったのだ。
(やばい、見られてた。どうしよう…)
私は青ざめた。
しかしB子は、「誰にも言わないから心配しなくていいよ。私も陽子にはムカついていたから」と言い、「じゃ」と教室に戻って行った。私は一瞬ホッとしたが、もしかしたらゆすりをかけられるかも知れない、チクられるかも知れないとずっとビクビクしていた。が、B子がばらす事はなかった。

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No.4069699 24/06/09 18:45(悩み投稿日時)

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