羽生結弦君頑張ったが採点に疑問

我々には想像が追いつかない程彼なりに大きなものを背負っており、数分という僅かな時間の間に棄権と出場の選択をしなければならない状況で、自分の為というよりは自分が果たさなければならない義務感の方向に気持ちが向いたのだと思う。
彼は震災で避難所生活を余儀無くされ、練習の場を失い、スケーターとしての未来を失いそうになった時にどれだけの人に支えられて再開出来たかという話を涙ながらに語っていた事を思い出した。
テレビの前でああでもないこうでもないと考える我々とは全く違う心理状態にあったのではないか。勿論身体的に絶対無理だと判断したらやめていたと思う。完璧ではなくてもやれると判断した上での出場であろう。
美談だとか悲劇のヒーローだとか、視聴者があれこれ口にするのは自由だと思うが、彼の意識はそのレベルには居ないと思う。