わたしはいじめの加害者だった。 　 　私がいじめの加害者だったのは小３の頃。 陰口をしていた。その人に聞こえるように大きな声で。 悪口を書いた手紙を机

あなたは悪かったと気づいて謝罪をしているし、むしろ今更加害者から謝罪の手紙とかもらっても、私ならば迷惑です。さっさと忘れたいし。

こういうとき、いつも思うのですけど、あなたが一人でその子を悪く言ってたんですか？
周りの友達の反応は？大声だったなら聞こえていたけど止めなかった人たちももちろんいますよね？
その人たちは、先生から叱られてもいないし、本人に謝罪もしていないし、反省することもないままです。
そんな人たちに比べたら、あなたはまだ謝罪しているだけマシだと、私は思いますけどね。

人に嫌な思いをさせて、トラウマを植え付けるという行為は、何もいじめだけじゃないんですよ。
私はアラサーだけど、中学生のときに言われた嫌なこと、高校生のときに言われた嫌なこと、一言一句覚えています。今でもそれがトラウマになって出来ないことがあります。けれど、恐らく相手は気付いていません。悪いことを言ったと自覚もないでしょう。だからもちろん謝罪もなかった。いじめではなかったけれど、被害者になった自分が確かにここにいるんです。


いじめ加害者というとものすごく責められるし、確かにそれだけのことをしたので、仕方ないとも思います。
それでも、そうやって加害者に石を投げた者の中にも、誰かにトラウマを知らず知らずのうちに植え付けて、人の心を傷つけてきた人も必ずいると思うんです。私もそうです。むしろ、自分は絶対にそんなことをしていないなんて言い切れる人がいたら、私はその人が怖いですね。きっとこれからも、その人は無意識に誰かを傷つけるだろうから。
いじめ加害者ということで責められ、その子に謝罪ができて、自分が悪かった馬鹿だったと反省しただけ、あなたにはまだやり直す機会が与えられた。それを教訓に、これからの身の振り方を考えていけばいいと思います。その子のことも忘れないように。

一番怖いのは、いじめをしたことがないというだけで、自分がした行いを責められることもなく、一度も反省したことがなく、自分は人を傷つけたこともトラウマになるようなことも絶対していない善人だと信じきっている人たちだと私は思っていますよ。