神戸大学の学生が旅館の障子をビリビリに破いて、天井を破壊したというのが問題になったと思うんですが、 なぜあんなひどいことを表立ってやったと思いますか。 みん

そういう「大勢でいる時の悪ノリな雰囲気」を味わった事の無い人は、多分一生理解出来ないだろうな。

全体の空気が悪ノリな空気になって勢いが付いたら、それに逆らうのは超が付くほど困難。

「何でそんなアホなことを…。」とか、
「意味が分からんし」とか、
「誰も止めなかったのか？」とか言ってる外野の人達も、自分がその中のメンバーにいたらほとんどの人は逆らえない。

この空気に逆らえる様な人間は、その場にいる全員を黙らせられる強者の立場にあって、更にみんなを強くたしなめても嫌われないくらい求心力がある様なタイプだ。

文句言ってる人達よ？
自分はそういうタイプの人間か？

そうじゃないなら、批判や非難出来るのは、
"たまたま自分はそこにいなかったから"という立場だったからに過ぎない。

考えてみたらいい。
学校でも、会社でも、趣味のサークルでも、ママ友でも、
その場にいるあなた以外が全員一致で「これをやろうw！」と、

"ものすごく盛り上がってる時"に、


あなたはそれに反対して、
その場の空気をぶち壊して、
全員を止める事が出来るか？


無理だろ？


そういう話しなんだよ。


じゃあ、何でそういう悪ノリな空気が出来るのか？って話し。

それは言うまでもなく、その場のリーダー格とか、ムードメーカー的な人が元凶になる。

勘違いしてほしくないのは、そういう人達も普段は当たり前に常識は弁えてる存在であるってこと。
普段からキチ○イみたいな人間なら、そもそもがグループの仲間に入れてもらってないだろ？

そういう中心的人物が、イベントなどで調子に乗ると少しずつハメを外し出す。
それに周りも同調して段々と過激になってくる。

まだこの時点では、そこにいる全員は常識的な意識はある。

更に場の空気がどんどん盛り上がってくると、より過激な事を中心的人物がやり出す。
ここで非常識な事をしていても、やっている当人は自分が場を盛り上げている事に酔いしれて、善悪の判断がまともに出来なくなってくる。

周りの人達も、
"場の空気に流されて"一緒に盛り上がる人もいれば、
非常識な事だと気付いても"場の空気に飲まれて"何も言えずに一緒に笑うしかなくなる。

これが「場の空気」というものの恐ろしさ。

その場で常識なんて通用しない。
場の空気に逆らえば孤独が待ってるから。

これが発生原理だ。