将来、小説家になりたくて自分でいくつか話を書いているのですが、ネタが無いです。 …

小説家にもいろいろなタイプが居ますが、太宰治はこう言っています。
自分はこの目で見た物しか書けない、だから日本一の桃太郎なんて書けない。
何故なら日本一の男なんて見たことがないからだ、だそうです。
だから太宰作品の男はみんなろくでもないのか、というツッコミは置いといて、
やはり何か作品を書くにしても、実際に見聞きしたものと、
そうじゃないものは、描写をかいても差が出てしまいます。
出来る限り色々な体験をして下さい、壁を作らず経験してください。
女性が艶っぽくネイルを塗るシーン、実際に塗ったことがない人は、
どれくらいの速度で乾くのかもわかりませんよね。
塗った瞬間に握手するシーンなんて書いてしまったら大恥です。
作品を作るには、考えたことを言葉にする語彙力も大事ですが、
言葉を作るための経験が何よりも大事です。
いつも通らない道を通る、やったことがないことにもチャレンジする、
くだらないと思うことにも全力で楽しんでみる、
こういうことで書けることはどんどん増えていきますよ。
ただ、主さんくらいの年齢の傾向的に、
凝った設定を作れば作るほど、それ自体に満足してしまって、
肝心の本文は設定の説明だけで終わって中身がないことが多いです。
お話を作りたいなら、キャラクターの裏設定とかにこだわる前に、
書き始めてみた方がより小説としては上達すると思います。

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