娘は去年、高校卒業し、就職しました。会社の工場長から、セクハラ被害に合いました。…
娘は去年、高校卒業し、就職しました。会社の工場長から、セクハラ被害に合いました。
加害者、被害者(娘)共に会社は退職しています。
娘は弁護士をたて、慰謝料請求の手続きしています。
弁護士を通して、会社に就労規約、入社して退職するまでの給料明細、加害者が書いた反省文等の書類を提出してほしいと依頼していましたが、返答がないそうです。
双方退職しているから、会社には関係ないと言わればそれまでだけど、納得いきません。
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>会社には関係ないと言わればそれまでだけど
会社も関係ありますよ。
会社にはセクハラ防止対策が義務付けられていますし、従業員が安全に働ける環境を整えるよう配慮する義務(安全配慮義務)もあるからです。
娘さんは、何の傷病で傷病手当金を受給していますか?
もしそれが精神疾患で、セクハラがその要因だと疑われる場合、そもそも労災じゃないかという話にもなり得ます。
傷病手当金はあくまで「私傷病」を対象とします。
労災なら、私傷病ではないのです。
労災なら傷病手当金ではなく労災保険から休業補償給付を受けることとなります。
(一般的には休業補償給付の方が傷病手当金より給付額が多い。)
精神疾患が労災なのか私傷病なのかを判断するのは難しいです。
なので、労災か私傷病かがわからない場合は「まず労災を申請」とすることとなっています。
労災ではないと行政が判断した場合、私傷病として傷病手当金を申請することになるわけです。
「労災の疑いあり」ということで労災申請する場合、会社に書類提出の協力義務が生じますから、そこを入り口にするのも手かもしれませんね。
法律上の協力義務が生じるということは、行政(労働基準監督署)の介入も期待できますから。
それなら、労災の申請もするのがいいと思いますよ。
工場長 ⇒ 民事で慰謝料請求
会社 ⇒ 民事で慰謝料請求+労災申請の協力要請
これでいいんじゃないでしょうか。
ただ、労災であると認定された場合、一つ面倒なことがあります。
今まではその疾患を「私傷病」として傷病手当金を受給していたので、それは一度返還しなければなりません。
その代わり、今までの休業分に対する過去の休業補償給付(退職後の分も含みます)は一度に受給することができるので、返還でお金が出ていくのは一時的なものです。
尚、傷病手当金を受給していたのは不正ではありませんから、気にしないでください。
ペナルティもありません。
精神疾患などは私傷病か労災かの線引きが難しいので、よくあることです。
ただ、傷病手当金の受給を開始したのが2年以上前である場合、時効の問題が出てきますのでご注意を。
労災の申請をする場合、更に会社とのやりとりが増えると更にストレスが増えることを懸念されているのかなと思います。
労災保険の手続きにも会社の捺印を得るなど会社の協力が必要ですが、それは郵送・文書だけでやればいいと思いますよ。
電話したり対面するのはストレスでしょうし。
それで音沙汰がないなら、会社の捺印がないまま手続きを進めることも可能です。
労災保険の申請窓口である労働基準監督署も、会社に協力を働き掛けるなどの協力はしてくれますよ。
もし可能なら、労災保険(傷病手当金の件も含めて)の手続関係は社会保険労務士に依頼するのがベターです。数万円の報酬は取られると思いますけど。
弁護士さんも労災保険のプロではないので。
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