強さの絶対的な指標って存在しないのです。

分かりやすい比較で言えば、
ミドル級(70キロ)のプロボクサーで世界チャンピオンの人と、
柔道オリンピック金メダリスト(70キロ)のどっちが強いかを
不公平なく比べる方法がありません。

ボクシングと柔道は明確に「全然違う競技」ですが、
これは格闘団体でもそれぞれ違うものです。
似たような総合格闘技でも、禁止技や使用される道具など、細かく違うので、
選手は所属団体に合わせて、競技に合わせて自分の技術を磨きます。

こうなると、
本人が相対的に強いかどうかを示さない限りなんとも言えません。
つまり「他の団体に自ら乗り込んで勝ってみせる」以外に、強さを示すことはできないです。

ボクシングヘビー級チャンピオンが「弱い」とは思えないと思いますが
世界陸上に出ればさすがにメダルを取るのは難しいです。

朝倉未来選手は、海外の人気格闘団体で現役の上位成績者と戦えば弱いと思いますが、
それを証明する術はありません。

実力が立体的にバレないように
所属団体からは出ないようにしていますし、
そのため、アウトサイダーではチャンピオンにもなったことがあるし、
21戦17勝の現在の戦績だけを見れば、
弱いと言うのには無理、失礼があるでしょう。