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【宗教】 ヨガの起源は4000年以上前までさかのぼる。 インダス文明…
【宗教】
ヨガの起源は4000年以上前までさかのぼる。
インダス文明の遺跡「モヘンジョ・ダーロ」でヨガの姿の石の印章が発見されている。
ヨガは最も古い信仰形態。
紀元後 3 世紀、インドのヒンドゥー教がシヴァ神より始まる。
シヴァ神は宇宙を創造するための神。ヒンドゥー教はヨガと同じくインド発祥でありヨガの歴史においてもその関係が深い。特にシヴァは、「ヨガを創始した神」「最初のヨギー」とされ、ヨガの世界観や理解を深める上で欠かせない存在である。
日本の寺院の「大黒天」は、シヴァを仏教に取り入れた際の異名。
出雲大社などで祀られている神道の神「大国主神(おおくにぬしのかみ)」は、本来のルーツは異なるが大黒天やシヴァ神と同一視されている。
宇宙の始まり、ヨガ、仏教、神道。全てが繋がっている
合掌(アンジャリ・ムドラ)はヨガの本質。
左手と右手を合わせる所作は相反するものを合わせることを表す。
不浄な手と神に捧げる手、太陽と月、男と女、陰と陽。全てのものは１つであることを表す。合掌(アンジャリ・ムドラ)は世界の理を表している。
①神道
｢神人共食の心｣
神に供たものを有り難く「いただく」という風習。全ての食べ物への感謝の心持ち。
生き物を殺し、その命をいただくことに深く感謝する。それを調理してくれた人にも感謝する。そして食事を一緒にできる家族がいることに感謝する。
②キリスト教
｢食前の祈り｣
主よ、この食事を祝福してください。 体のかてが心のかてとなりますように。 今日、食べ物にこと欠く人にも必要な助けを与えてください。
主よ、わたしたちを祝福し、またおん恵みによって今（共に）いただくこの食事を祝してください。 主キリストによって。
主よ、たくさんのごちそうをありがとうございます。
③仏教
「御馳走様」
美味しいものを走り回り集める意味。美味しいものを集めてもらったことへの感謝から生まれた感謝の言葉。
馳走という言葉は仏教語。人のために走り回るという意味で使われる。
「ごちそうさま」も「いただきます」すべて感謝の心。
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シヴァ神はブラフマー神・ヴィシュヌ神と在りトリムールティ（三神一体）である。
〇創造と破壊の神
シヴァ神は明るい面と暗い面を持つ。明るい面はシャンカラ（吉祥）と言われ縁起が良く、慈悲深く、恵を与えてくれる、困っているときに助けてくれる強い存在としての顔。
暗い面は破壊を示すバイラヴァ（恐ろしいもの）と言われ怒りの形相をしている。
マハーカーラ＝マハー（偉大な時間）を意味する運命や死を支配する時間を操るものとしての存在でもある。
シヴァ神の本質は力であり生命エネルギーである。
〇説話
或る日ヴィシュヌ神がまどろんでいるところへブラフマー神がやってきた。
ブラフマー神
「世界を創った主であり、宇宙の仕組みを築いた我こそが最高神。私の前でまどろんではいけない」
ヴィシュヌ神
「宇宙や神々のいるところ、地上を僅か三歩で跨ぎ渡り世界の始まりから終わりをつなぎ世界を維持する我こそが最高神」
どちらが最高神かと争いになった時、火柱が目の前に立ちはだかる。
ブラフマー神
ヴィシュヌ神
「これは一体何であろうか。正体を解き明かした方が最高神となろう」
ブラフマー神は白鳥(ハンサ)に乗り上界へ登り、ヴィシュヌ神はイノシシに乗り下界へと進んだ。
行けども行けども終わりは見えず始まりも見えず。
そこへシヴァ神が降臨。
シヴァ神
「この世の始まりも終わりも、どちらも我のものである。我の名はシヴァ」
ブラフマー神、ヴィシュヌ神共に恐れおののき「シヴァ神こそがこの世の最高神」と讃え、争いは終った。
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