どうして多くの日本人は犬を虐待しているのですか？ 私は最近日本に帰ってきた者ですが、日本の街を散歩すると、庭に繋がれたままの犬をよく見ます。繋留っていうそ

元々、家に靴脱いで生活する日本文化と、家の中も靴履いてる西洋文化との違いで

「家の中も靴履いてる＝犬も家に入れられる」
「家の中に入る前に靴を脱ぐ＝犬は家に入れられない」

そこが違ってたんだよ。

で、その前は日本は元々犬をつないでたりしなかった。
外で放し飼い。猫も放し飼い。繋いでたのは牛と馬と見世物の猿くらい。元々は“飼う”という意識すら殆どなかったの。
元々は都会といえど近くに田んぼも畑もあっていわゆる共存出来てたんだよ。

例えばこの長屋には1匹の猫が住み着いてて長屋のネズミとったりしてご褒美にと食い物もらったり可愛がられてたとか、伝助さんちの犬がウチの縁側で干してた干物持っていきやがったとか、小さい子達が神社に住み着いた犬をおっかけまわしてるとか。

でも西洋文化が入ってきて道路も町も整備されて来て都会がどんどん大都会になり人が集まってきて都会の人口が増え密集する様になり皆綺麗な服や靴を履くようにもなってきた。
すると犬や猫は共存できなくなり、迷惑をかける存在になり“駆除”される事になってきたの。

日本の家は西洋の家とは違い都会はとくに狭く“家の中に入れてあげられない”、じゃあ外で放してるまま（放し飼い）だと駆除され殺されてしまうと、だからそれは殺生だ可哀想だからと縄でつないで「外へ行っちゃダメだよ。駆除されちゃうから」というのが日本での「犬を縄で繋ぐ」の始まり。

捕まえて自由を奪うのではなく、外出ると駆除されてしまう（殺されてしまう）のが可哀想それはダメだという事で。日本で犬を繋ぎ始めたのはね。

元々は日本は犬や猫は店で買ってくるという感覚はなく、元は野良で彷徨ってるといつか死んでしまうその動物を助ける意味で彷徨ってる犬猫を“ウチに来るか”と家に繋いだ。

でもそのうち海外ではこんな変わった犬を飼ってるとか、ペットショップがあるといった海外のペット文化がどんどん流入してきた。「犬や猫の品評会」も盛んにし互いのペットを頻繁に褒めあう文化が入ってきた。「可愛いから」「癒してくれる友達だから」だから飼う…というお金払って「犬や猫を買ってくる」様になったのね。
この犬猫の売買という海外文化の流入でペットブームが来て隆盛を極め今に至る。
日本は今も「家は靴脱いで入る」は基本変わってない。

繋留しないとその犬は死ぬ事になるのは今も変わらない。