車を買うかどうか夫婦で話し合っていたんですが、予算を低めに設定しておこうという話になりました。 そしたら旦那が『冗談は顔だけにしろって笑われるよ！』って笑って

欲しい車種がある程度決まっていて、その車種の平均相場からして、あり得ない金額を提示すれば言われるかもしれないという意味かもしれません。

もっとも例えば平均相場が150万円の車に30万円の予算を提示したところで
「それではその30万円を頭金にローンを試算して見積もり書を、お作りさせていただきます」
などと言われるでしょうから、笑われることはないとは思います。

むしろ30万円の中古車を現金で買いに行っても
「その30万円を頭金にしてローンで新車をご購入されてはいかがですか？」
などと勧誘されかねません。

余談ですが私の父親の知人で、ある意味とんでもない買い方をして、ディーラーにしてやられた人がいました。

神奈川トヨタに具体的車種は一切指定せずに、予算だけを提示して
「車のことは判らないので、この予算の範囲内で全てお任せします」
と持ちかけたのです。

値引きを考慮すれば当時のクラウンの中間グレードが買える金額だったのですが、こうして全てディーラーにお任せした結果、納車されたのはカリーナの最上級スポーツモデルでした。

元来はマニア向けの車種なのですが、こうしたやり方でお任せした結果、車のことが判らない人に、おかど違いとも言うべき車を売りつけられたのです(恐らくメーカー希望小売り価格が同価格帯のクラウンの中間グレードよりカリーナの最上級スポーツモデルの方がディーラーの利幅が大きい)。

値引きは一切なく、頼みもしないオプションをあれこれ盛り込まれた上での、まさしく定価販売そのものでした。

最悪な買い方の見本のような例ですが、こうしたこともありますので、やはりまずは用途に見当たった車種を決めた上で、予算は多少低めに設定し、商談の段階で現実に合わせて少しずつ予算枠を緩めつつも値引き交渉しながら商談を進めていくやり方で正解だと思います。