熟年夫婦の事でご相談します。私は50代後半の主婦、夫は10歳年上で小さな会社の自営業者です。この不景気な世の中とても正社員なんて雇えず、持病持ちでありながら何と

一度関係に歪みが生じたり亀裂が入ってしまうと苦しいよね…

「別れてしまえ」というのは関係がこじれた時に誰もができる一番簡単なアドバイス、なんだけど…
私はせっかくそこまで一緒にいて苦労も時間も重ねてきたのだから別れることが１番の解決策じゃないって思うのね。

心療内科に通ってる様だし今の状況はすごく酷な状態なわけで…
あくまで「こういう選択肢もあるよ」という提示だけで済まそうと思うんだけど…

人は何かで嫌なこと苦手な事を感じると…そこから顔や目を逸らし背中を向け、そこから逃げる行動をとるのね。それは防御反応だし当たり前のこと。そしてそう行動する事を自分の中でどんどん正当化していっちゃうの。「だってこうだから」「こんな事されるんだから」と。どんどんその行動が悪い事じゃないと自分の中で理論武装しちゃうの。自分を守る為に。
それは言い方や見方を変えるとその自分の行動や感情を正当化しそんな自分を悪くないってする為にどんどん相手を悪者にし嫌いになってくって事なの。

例えば好きで結婚し１日に１０時間程度は顔を合わさない時間さえ持ってるはずの…毎年旅行とかも行く「普通のサラリーマン家庭」の夫婦でさえ、一度何かで相手の嫌な所を「嫌いな事をする人だ」と強く認識してしまうと、それ以外の些細な事も”これも嫌な所だ”という似た部分をどんどん拾い上げてどんどんその「この人が嫌い。苦手」という気持ちを正当化して大きくしてくのね。
元々は自分を守る為の防御反応が自分にとって大事だったものや好きだったものを嫌いにし自分にとって悪いものにもしてしまう。

それが「些細な不平不満の積み重ね」となり離婚に迄持ってってしまう「大きな不満」を作ってく…できてく理屈なんだよ。

そこで起こってる事は「本当はあったはず、今もあったりする相手の良い所」や「本当は嬉しい事」とか「感謝できる部分」とかを見えなくなっていて、過去にも沢山あった事実現実さえ記憶から消えてたり忘れていて＝つまり上書きされて…その事実がまるでそんなの無かったかのようになっちゃってたりするの…

だから「嫌な事」のが大きくなってたり許せなくなってたり、笑えなくもなってたりする…
例えば今状況が苦しいのは旦那さんも同じでそれでも「貴方と暮らす生活を破綻させない様に」一人で耐えてる。「もう無理。やーめた」って諦めたり投げ出さないで…