言葉は凶器と言いうけれど、ホントかどうか確かめたい！ やっぱり自分が体験してみないと言われた側の相手の気持ちなんて細かく理解してあげられないし…。 精神的に

言葉は魔法の呪文ではないので、「この言葉を口にすれば、人の精神にダメージを与える」みたいな、一撃必殺の凶器にはなりません。どちらかといえば、ウイルスや毒に近いんじゃないかと思います。

元気な時であれば、多少のウイルスが体内に入っても元気なままです。でも弱ってるときに体内に入って来たら、病気になります。心が元気なときなら聞き流せる言葉でも、心が弱ってたら傷つくことがあります。

鬱病の人に頑張ってという言葉は禁句だって、聞いたことないですか？「頑張ってね」は本来、人を傷つける言葉じゃないです。でも心が傷ついている人には、その言葉で深く傷つきます。傷のない指先をアルコール消毒しても痛くないけれど、指先に傷が合ったらすごく染みる…みたいな感じでしょうか。

あと毒は、常に致死性があるとは限りません。幼少期から少しずつ長年与えられて、キャパオーバーになって凶器になることもあります。自分が一番楽しいなって思ってるときに、毎日ず〜っと「どこが楽しいの？」って冷たい目で言われるとか。1回ならなんとも思わないでしょうが、それを毎日10年も20年も繰り返されたら、心が折れますよ。

人間の体は基本同じ構造をしているので、凶器で傷つければ血が出ますし痛いです。でも人の心は同じ構造をしてないので、同じ言葉で傷つく人もいれば元気づけられる人もいます。誰に言われるかによっても、感じ方は違うんじゃないでしょうか。見ず知らずの人に「消えろ！」と怒鳴られたら「なんかへんな人だな」と思うだけでしょうけど、大事な人（恋人とか家族とか）に「消えろ！」と言われたら「なんでそんなことを言うんだろう。自分の何が悪かったんだろう」って傷つきません？

今迄に上がってる言葉でも、身内に言われたら結構グサっとくるかもしれません。