こんにちは。 先日初めて挨拶に来た娘の彼氏が、28歳で公立高校教師をしているそうです。 世間では教師って薄給だと噂ですよね。 でも娘の彼氏は「それなりに貰

[教員手当]

〇教職調整額

公立学校教員には、給料に対して4%の教職調整額が加算される。教員には時間外手当は一切支給されない。それは、教員の業務は自主的自発的なものに寄るところが多く、勤務時間の長短では評価が困難であるという考えがあるから。そこで、1966年の調査時点での教員の時間外労働相当の残業代（給与の４％）が「教職調整額」として加算される。

教員の初任給での本棒は２０万円程度。本棒２０万円の４％である８,０００円が教職調整額として加算されて支給される。現在の教員の時間外労働は月に４０時間を優に超えているが、これが「みなし残業代」となる。

〇部活動手当

「教員特殊業務手当」という名称。主に、土日の部活動の指導や大会引率をした際に申請すれば支給される。３時間以上働いた場合に支給され日額３,０００円程度。部活動手当の金額は自治体の条例によって規定されている。高体連など一部の大会を８時間以上引率した場合、申請すれば日額４,２５０円が支給される。

〇教員特別手当

教育特別手当ともいう。平均で給与の１.５％程度が上乗せされる。２,０００円〜６,０００円程度。

初任給が一般的な２級１７号であれば、月給に２,８００円程度の上乗せとなる。

〇主任手当

教育業務連絡指導手当ともいう。主任になると、日額２００円程度が支給される。対象は、教務主任、学年主任、生徒指導主事、進路指導主事、研究主任などの役職。主任になると激務である代わりに、月額で４,４００円程度が給与に上乗せされる。