ゴミの分別ってなぜするんですか？

ペットボトル類などのリサイクル対象ゴミ以外の物…ビニールやナイロンなどの分別には地方自治体によって差がある。完全に紙類と分けなければいけない地域と、紙類もビニール袋等も一緒で良い地域にはある理由が存在する。

それは、各地方自治体で所有している焼却炉の性能によるものである。ダイオキシン等が問題となった際に、一定の高火力で焼却すれば大丈夫であると分かった。しかしながら、その火力を得た焼却炉は非常に高価であり、財政的に用意出来ない地域では既存の焼却炉を紙類用に、なるべく安い小型の新型をプラ用に揃えるのがやっとという事情があった。何故新型をプラ用にしなければいけないのか？については、小型故に紙類を混ぜて焼却すると火力が下がり、結果ダイオキシンが発生してしまうためである。
一方で、財政的に余裕のある地方自治体で、大型の許容量を誇る新型を用意出来た所では、紙類もプラも一緒くたに焼却出来る為、分別にさほど神経質では無くても良い状況となっている。

燃えるゴミと燃えないゴミの分別に、地域別のルールが存在するのは以上のような理由からである。