僕の昔の出来事です。長くなります、短編小説感覚で見てください。 小学生の頃、周…

僕の昔の出来事です。長くなります、短編小説感覚で見てください。
小学生の頃、周りから少し嫌われてた女子がいました。理由としては容赦と変な仕草、加えて好きな人がコロコロ変わるという性格です。僕はその人と隣の席になった時、優しく接しました。みんなが嫌ってる中、ちゃんと友達として関わりました。でも、それはその人のためじゃなくて、周りからよく思われたかったからという身勝手なものです。また、好きな人がコロコロ変わる性格は知っていたので、どれくらいで落とせるか、と、最低なことも試してました。結果、すぐに告白されました。もちろんOKはしてません。そして、どれだけ早く落とせるかというタスクは完了したと同時に、これ以上深く関わりすぎると周りから同じ目で見られると思い、僕も彼女の味方側から敵側へ移行しました。しかし、僕は卑劣なことに、誰かに好かれるのは悪い気はしなかったので、彼女の告白はノーと答えたにも関わらず、遊びの約束には気軽にOKし、彼女が自分のことを好きであるように仕向け続けました。そして、彼女は何度も何度も告白してきて、その度に僕は断りました。だいぶゲスい奴ですよね。そしてもちろん僕も敵側ですからいじったり小馬鹿にするわけです。でも、一緒に遊んでくれる異性が僕しかいない彼女は、どうしても諦め切れなかったんだと思います。僕が馬鹿にしても、告白し続けました。正直この時、いじめてるという感覚はあまりありませんでした。ガキだったので、事実を言っただけ、騙されたほうが悪い、なんて考えてました。でも、ある時、僕が発した悪口が少しいきすぎてしまって彼女を泣かせてしまいました。その後、クラスに来た先生が異変に気づきみんなの前でどうしたのか、と尋ねて、彼女は僕に酷いことを言われた、と語りました。僕は、当然だな、これは僕が悪い、怒られるのも無理もないしちゃんと謝罪すべき、と思って席をたち先生のところへ向かったら、なんと周りの生徒が僕のことをフォローしました。ましてや、彼女にも悪いところがあった、など屁理屈を並べる次第にまで。今回の件はどう見ても僕が悪いです。でも誰1人として彼女を庇う人はいませんでした。そして先生も、彼女のことはそこまでま信用しておらず、あまり気に入っていなかったため、僕は怒られず、彼女が何故か軽く注意を受けて終わりました。この時僕は初めて、これはいじめだ、と悟りました。しかしいじめに気付いても彼女を庇うわけではなく基本的に彼女とは関わりを断ち、避けるようになりました。いじめている、という事実が怖くなって逃げただけです。次第に彼女も僕に関わらなくなりました。そしてなんの音沙汰もないまま中学生になり、クラスは違うものの彼女と同じ学校に通いました。すでに彼女との関わりは断っているため、僕と彼女の間に特にこれといったことはありません。しかし、同じ小学校だった人たちが、彼女の過去のことを広めたらしく、新しいクラスでも彼女は浮き始めていました。そして少しずつ登校しなくなり、一年後期にはほとんど出席しておらず、2年になってからは名簿から名前が消えました。なぜという理由は明らかにされておらず、一部では、転校した、という噂や酷いものでは自殺した、そして僕のせいという噂が流れました。そんな僕も高校生。できるなら彼女に会ってしっかり謝りたい。元気にしてるんだろうか。最低な僕を許して。

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