母子家庭なんてクソ食らえ

私も小学校四年生の二学期から
新居が建つまでの間、叔父叔母祖父母の家に居候だった時期があります
うちもその頃から死別の母子家庭で
母親は看護師の為、当直や日直、勉強会などで夜や土日も家をあけていました
ほとんどそのころ母を見たことはなく
見た時の記憶も会話などがごく僅かなんです
旦那がいなくなる気持ちは分かりませんが
その頃は母親が無口な印象しかありません
私は叔母がいると水さえろくに飲めませんでした
潔癖症の叔母が洗い物が増えるのを嫌うからです
唯一の救いは口煩くも優しい祖母でしたが
日中は朝から畑仕事で昼に1度帰ってきてまた畑仕事に行き夕方まで家にはいませんでした
夏の頃でしたから、毎日喉が渇いて仕方なかったのを覚えています
叔父叔母の子供、いとこ達はまだ幼く上が5歳したが3歳でした
喉が渇いたといって
叔母から冷蔵庫の中の冷たい麦茶を
氷の入ったコップに入れていとこ達が
ゴクゴク飲んでいたのを覚えています
ヤクルトやヨーグルトアイスなんかもいとこ達が
叔母から貰っていたのをただ見てないふりをしながら見てました
叔母も無口でしたから
意地悪を言われたなどの記憶は無いんです
ただ、意図的にか無意識にか
叔母が作ったシチューのキャベツの中に青虫がついたまま
私は口に入れてしまったんです
すぐに気付いて吐き出し泣いたのを覚えてます
叔母からはなにも言われませんでした
引っ越してからも叔母から子供だけの時に頂いたイカの刺身を食べて
兄妹で夜中戻した事があります
居候していた時、私が扁桃腺で熱を出して寝込んでいた時も
叔父叔母からの扱いは粗末なものでした
いとこ達にうつさないようにと1番寒く汚い玄関に近い通り座敷に何日も寝かせられました
叔母はお粥も作ってくれませんでした
飲み物も母が買ってきておいてくれたポカリを
自分でストローをボトルにさして飲んでいました
とても嫌な思い出です

引っ越し、何年もたち、母に恋人が出来た時
当時高校生だった私に母は死別した父親の悪口を突然毎日のように言い始めました
とても父が好きで思い出を美化していましたから辛い経験でした
私も怒りが溜まり母と父の事で口論になりました
後々謝ってもらいましたが、母に対する不信感は根を張って私の中に今も残り続けています

私の知り合いにも両親の共働きのせいで叔父叔母に預けられた人がいて
嫌な思いをひたすらしたと言っていました

何もならない話しですが
解決策でもないですが

私は大人になってからひたすら実家には近付かないような人間になってしまいました