恋愛至上の人たちの気持ちがわかりません。例えば不倫はいけないから愛してはいけないという理性に反して人を愛したり、愛してる彼に別れてくれと言われその気持ちに反して

不倫を否定した事によって本当に人を愛した事が無いと云うのは、おかしな理屈ですね。って、すごくおかしな理屈ですよね。その理屈の優先順位って、１、相手の気持ち、２、社会のルール、決まり、３、自分の気持ちのうち、１，２より３が上なのが「本当の愛だ」と言う発想なのでしょう。
でも、ちょっと考えればわかるはずですが、それってストーカーの発想であり、テロリストの発想であり、突き詰めれば痴漢やレイプ、いじめやＤＶだって同じです。
恋は一方的なものですが、愛は普通、相手とのやり取りや相手の気持ちを含めて、汲みます。だから相手抜きの極端な自己愛は、相手や他人に迷惑をかける可能性が上がるし、病気や異常とみなされます。
良く「理性か感情か？」「本当の気持ちは理性じゃ抑えられない。」みたいな二択を言う人がいますが、実際には大半の場合、理性と感情は同じ方向を向いています。本気で理性と感情で、選びたい選択肢がまったく違い、かつ感情が勝つと言うなら、それはもう病気か犯罪です。
正しい事をしているとつまらない、禁止されるとしたくなる、と言う人もいますが、これもまた、逆もあります。悪い事はしたくない、禁止されてることはやめようと言う、当たり前の発想ですね。これ実際はどちらにも、理性も、感情もあるんです。
そのうちどちらを取るかは本人次第。
そして、してしまうかも知れない状況や誘惑と言うのも、相当程度自己判断で選べます。そしてそれは、自分の内面や、恋愛に関することほどです。何度も口説かれて不倫に応じるのと、突然自然災害に見舞われるのでは、誰が考えたって同列ではありません。
「やってないからわからない」「してないから理解出来ない」と言うのも、カルト宗教の勧誘をする人などは決まり文句のように言いますが、これも「やらない自由」「理解しない自由」を選ぶのも、本人の自由です。
どっちみちどんな人でも、全てをやってわかる事は不可能だし、全てを理解しなければいけない義務も無いですから。