短気な彼氏についてです。 私がテキトーで大雑把なせいか短気で細かい彼に対して日々不満を持っています。 彼の家に遊びに行き、しばらくしてから私の家

おかしくないと思います。

40年前の自動車雑誌には「ミラーだけでバックをしてしまうどアホがいる」と書かれている記事すらありました。

素人読者の投稿ではなく、プロが書いている記事です。

ミラーだけで後退するのはトラックなどで積み荷の状態や荷台の形状の如何によって、リヤガラス越しの後方確認ができない車に限ってやむを得ずすることで、乗用車の場合はリヤガラス越しの後方確認をしながらの後退が基本で、ミラーはあくまでも補助的なものと心得るべきだということです。

更には「セダンタイプの車で、後席背もたれとリヤガラスの間に、荷物をゴチャゴチャと置いたり、あるいはぬいぐるみを幾つも並べて飾り立てるなどして後ろが見えなくなっている車もしばしば見かけるけど、あんなのは視界確保上、もってのほか」とも書かれていました。

当時の乗用車は横11～12cm、縦７～８cmぐらいのバイク並みの小さなミラーが運転席から遠いフェンダー上左右にありましたのでミラーの視界が狭く、ミラーだけではとても車庫入れなどできなかったというのもあります。

しかし最近は殆どの人がミラーだけで後退しているようで、リヤガラス越しに後方確認をしながら後退する人は少数派のようです。

その背景にはサイドミラーが大型化し、加えてフェンダーより運転席に近いドアに取り付けられ、ミラーが見やすくなった傍ら、スタイリングの流行からリヤガラス越しの後方視界が悪くなってきていることもあるのでしょう。

10年ばかり前、男性が助手席に女性を乗せた際、助手席背もたれに腕をかけてリヤガラス越しに後ろを見ながら後退すると、助手席の女性からはとても格好良く見えるというブームがありました。

この時期、若手自動車雑誌編集者が「やってみたいけどとてもできない」と書いていました。

つまり自動車雑誌編集者ながらにして、ミラーに頼りきった後退しかできないということです。

私はこの記事を読んだときには時代の変遷を痛感し、隔世の感を感じました。

私のような爺さんは感覚が古く、むしろ「乗用車でありながらにしてミラーだけでの後退は邪道」と思ってしまうのですが、最近の傾向ではどちらのやり方が正しいとは言えなくなってきているのかもしれません。

でも逆に言えばだからこそリヤガラス越しによる視界確保の後退が、間違っているとは言えないと思うのです。