死とは奥深いものですね。 ドラマや映画、ゲームではバタバタ死んでいくのに、軽い感じで無くなるのに 実際に自分が体験した身近な人の死は物凄く重いですね。 死

奥深いと感じるか、そこらじゅうにありふれたものと感じるか、人によるかな。

ほら、今この瞬間も、どこかで命が来た。また、この瞬間にも、多数の命が消えた。
バタバタと、毎秒毎秒、消えていく命。

死んだ先は何もないよ。無。

人間は怖がり屋。淋しがり屋だから、「無」には耐えられない。
だからファンタジーな妄想を膨らませて、天国とか、地獄とか、転生とか、そんなラノベみたいな世界を創造しちゃう。
だって怖いんだもん。淋しいんだもん。死んだあとにも、何か続きが欲しいよ。

だって人間なんて、本体はただの脳みそだよ。
脳みそ以外、全部とっ変えちゃったって大丈夫。
脳みそが平気なら、自分は自分として保てるよ。自我ね。

その脳みそは、ただの神経細胞の集まり。人間は特に多いけどね。
猿はちょっと少ない。
猫はもうちょっと少ない。
トカゲはさらに少ない。
虫は、もっと少ない。
クラゲは、さらに少ないかな？

でも、基本的にはおんなじ。神経細胞の集まり。

だからクラゲの死も、人間の死も同じだよ。死んだあとは、何もない。無です。

でも人間は傲慢でおごり高ぶりたい。自分だけが偉いんだ、尊いんだって思いたい。
だから、人間だけは特別で、死んだ後にも世界が続くって信じたい。

自分だけ特別？　無双したいんだね。これまたラノベと変わらないや。

可笑しくて、悲しいよね。人間ってさ。
ほら、また星が消えた。