友達がデキ婚して旦那と息子の3人暮らしです。旦那が転勤族のため定期的に引越しするようですが、｢わたしたち家族が住むアパートなのにこっちじゃなくてお母さんの言われ

うーん、産後はねぇ、色々あるんですよ。

日本は医療が進みすぎて誰も出産で死ななくなって、お産を軽く捉えすぎてる人が多い。

実は、出産というのはめちゃくちゃ大事なんですね。

医療のない国では、100人に1人くらい死んでたりもする。

で。

死にませんけど、身体的には交通事故にあった位の激変をする訳ですよ。

自分が事故にあって生死の境を彷徨って、面会遮絶で入院して絶対安静1週間、1か月出血が止まらず寝たきりで自宅療養、という事態なのに、パートナーがのほほんと「メシ」とか言おうもんなら殺意が湧く訳ですよ。

しかもその上で、毎日献血しつづけ、１秒も肌身離さず抱っこし続けないといけない3kgの生き物を、文字通り命懸けで守ってるんですね。

これが「健康な作用で起こること」だったり、そこから「1〜3年くらいで回復したりする」ところだったり、「それだけ命懸けなのに子供は世界一可愛いと思えるようになったりする」のが女の凄さな訳ですけど。

このときにパートナーに労られず「普通に」されると、それだけで死ぬほど腹立たしい訳です。

しかもそれって、赤ちゃんの生死に直結するんで、許せない度合いも強烈なんですね。
（乳が出なくなったら本当に死んじゃう訳で。文明があるから実際は死にませんけど、産後はもはやそういう冷静な判断がつく状態ではない、んですよ。）

なので、世の男性はもう少し「子供が健康に産まれるというのは、もの凄いことである」というのを知った方が良いと思います。

（かといって男性が気を遣って手伝っても、子育て初心者同士ではどうしても足らなかったりするので…本当は産後は経験者の年配女性の知恵があると良くて。本来は里帰りか、または、助産師さんがその役割をする職業なんですよ。）

ちなみに私は高齢出産で、妊娠中に流産の体験談をめちゃ沢山聞きました。

たぶん「ダメでも気落ちしないでね」というそれぞれの優しさだったんだと思いますけど、10人くらいから15件くらい聞いて「え、そんなにあるの？」てびっくりしました。

1人目は無事生まれましたが、その後、私も体験し。
たぶん男性は実感できないと思いますけど、普通に一親等の家族が亡くなった体験でした。
3年は立ち直れず、年賀状も書きたくなくなり。

本当「無事に産まれるというのが、いかに奇跡か」を、知っておいて欲しいですね。