昨日、「先生を論破するなら生徒の見えない所でやるのが大人の対応。生徒の前で恥をかけたらダメ。」だって担任の先生に言われたんですけど、どうしても納得がいきません。

先生を論破するのと先生が生徒を叱るのとは、違います。
先生が生徒を叱るのは、教育です。
恥をかかせている訳ではありません。

ただし、恥をかかせるような叱り方は、問題がありますね。
先生でも生徒でも、相手に人前で恥をかかせることは慎むべきです。

恥ずかしい思いをすることと、恥をかかせることも、違います。
そこもよく承知しておく必要があります。

では、先生を論破することが、先生に恥をかかせることになるのか。
正当な議論で論破するなら、先生が恥ずかしいと感じたとしても先生に恥をかかせることにはならないと思います。
確かにその時、先生の権威は傷つくでしょう。
でも先生がその時教師という権力を捨てて素直に論破されたことを認めれば、先生の権威は逆に高まります。

論破されたとき、教師という権力を捨てられるか捨てられないか。
権力を捨てると、権威が磨かれます。
先生の人間力が、試されますね。

これはあくまで、正当な議論であることが前提。
相手を遣り込めてやろう、というのは、正当な議論ではありません。