刑期を終えた大勢の元犯罪者が介護職に

こんにちは。

刑期を終えた方が介護で働くことに不満がある、介護職には就かせないでほしい、ということですね。
結論から言うと、それは難しいと思います。
刑期を終えたということは、社会的にはもう犯罪者ではありませんから、普通に働き、生きる権利があります。

たしかに、刑期を終えたからといって再犯しない保証はありません。
確率が高い、というのはあると思います。
ただ、過去に犯罪をおかしていない人が、犯罪に走らない保証もないのです。

「少しでも被害者になる確率を下げたいから、元犯罪者の人権なんて蔑ろにしても構わない」という主張は、日本の法律上では達成することは難しいでしょう。
それに「元犯罪者さえいなければ、自分や家族が被害者になっても納得できる」とはならないと思います。
自分達が被害者になったら、加害者が元犯罪者であろうとなかろうと、やはり公開や怨恨が生じるのは変わらないことです。

被害者になる確率を下げたいのであれば、相手や周りを変えようとするのではなく、自分達が変わる方法を模索するしかありません。