自分を下げて落として 他人を上げて讃えて いつからこうなったんだろう？ 自…

自分を下げて落として
他人を上げて讃えて
いつからこうなったんだろう？
自分のまま、ありのままで生きたかったのに。

人が綺麗な文字を書く時、私は態と汚い字で書く。そしてその子に話しかけるのだ。
｢私は綺麗に書けない｣
「凄い、私も書けるようになりたい」
どうしてそんな言葉が、嘘が、スラスラと出てくるんだろう。
私が、伝えたい言葉は、伝えたい言葉は
いつまでも言葉に出来ないままなのに。

いいアイディアが浮かんだ時、私は蓋をして隠してしまうのだ。別にいいと思ってなくても
「凄くいいと思う。私は何も思いつかなかったから、そのアイディアが浮かぶのが凄い。」
はぁ？バカみたいだ。

意見だってそう。
嫌だと思っていたり、無関心だったりしても、
多数の意見や、発言権の強い子の意見を優先してしまう。私の意見は自分の中でいつの間にか要らないものになってた。
｢賛成です！｣
私の意見は誰も要らないんでしょ。

学校というのがどうしても好きになれなくて、
行くたびに私は私を殺さなければならないのだ。
自分の中で私の意思や意見は要らないから。
疲れてしまって。もう嫌だな。

友達と言える人は居るけど、その人達にだって
私の思いは伝えたことがない。
嘘や、お世辞、その時に応じて言ったらいい言葉。
スラスラスラスラと口から零れでる。
本当に友達と言えるのだろうか？
また不安になって、自分が嫌になるのだ。

私は自分に要らないものとされている。
私の気持ちなんて要らない。
他人の気持ちを考えて、傷つけないように、
好かれるように、嫌われないように、
いい人であれるように、
本当に私は要らないんだな。
自分は私だけど、私は自分じゃないし、
意味が分からないけどそうなんだ。
たまに私が何か分からなくなる。私が作った自分が全ての基準になっているから、自分は私と違うから。
最初は優しい人になりたかった。
優しい人になりたくて自分を作った。
これが上手くいった。優しい人だと言ってくれる人が出来た。
もっともっとと思う内に私の基準が自分の基準に変わっていった。
〇〇べき、〇〇べき、べき、べき、べき、
自分を作り上げてしまった。
馬鹿だなぁ。

こんな風に書く時は本当の言葉が出てくるのに、喋ると嘘の言葉が出てきてしまう。
辛くて苦しい。どうしたら、どうしたら、
私は私で居られるだろうか。

こんな形でしか言葉が出てきません。
私じゃないだれかという設定じゃないと書けないんです。
どうしたらいいですか？

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