息子の反抗期に心底疲れました

こうなるずっとずっと前、幼少の頃からちゃんと向き合って来なかったから絆が築けてないんだよ

だからここぞという反抗期に想いが通じない
絆がないと何を訴えても伝わらないからね

息子さんにしてみれば、体力的にも年齢的にも知的にも対等になれる時期がやっと訪れたから、今までずっとずっと抱えて来た家族(ことさら両親)への不満/ストレスを発散させられるチャンスだから、思う存分反発してるだけ

親からしてみれば思春期になって反抗期が来たという感覚だろうけど、子供にとっては幼少の頃からの鬱憤がエネルギーになってるんだよ
反抗期の捉え方に大きなズレがあるね

親は「物に当たるなと言ってるのにそれが分からないならお前が悪い！」と思うだろうけど、子供は「いつになればその表面的な綺麗事/躾をやめるんだ！」と思ってる

確かに携帯を落としたり物に当たるのは間違ってるよね
だから注意してしまう
正論だ

しかし息子さんはそんなこと百も承知
百なんて足りない
万も億も承知してる

「物に当たるのはいけない」そんなの誰だって知ってるよ
息子さんだって知ってる

冷静に考えてみれば主さんも、息子さんがそんな初歩的なことを知ってることくらい分かってるはずだよ

それなのに「物に当たるな」と注意するのは火に油を注いでるのと同じこと

要するに息子さんは、主さんが考えてる視点とは違う怒り/ストレスを抱えてる証拠

たとえば主さんが精神を病んだことで「自業自得だ」て言われたんだよね
それなら息子さんは自分が被害者だと思ってる

息子さんのほうが鬱になりそうだったんだよ
なぜなら弟は可愛がられるのに息子さんはお兄ちゃんとして扱われたからだと思う
兄弟で差別された感覚を抱いてるんだよ

これを言うと親はみんな「私は平等に接してきた」と言う
でも平等って相当気をつけないと無理だよ

普通の親は平等に扱えないからね
必ず気に入った子を可愛がり、そうでもない子はそれなりにしか扱わない
そのほとんどが長子(もちろん逆のパターンもある)

だいたい長子は「お兄ちゃん/お姉ちゃん」という役目を与え、末っ子は溺愛される
そうなると長子は末っ子の飯使いに降格させられる

権力の順番として、母親→父親→末っ子→長子になる
長子が汚れ役になってしまうわけ
ほとんどの家庭はそうなってる

ただ強弱があって、主さんの家庭はそれが強いんだと思う
だから息子さんはより激しく暴れるわけ