私は、今とある架線工事の仕事に務めさせてもらってます。 しかし、入社半年の18歳にして心と体がボロボロです。職場（現場）では、「まじで使えん」や「死ね」や「お

いくつか仕事場回って来たが…。
あるよ。そんな現場。
いくつも見て来た。

俺は設計の仕事に携わってるけど、今の時代でも頭を叩かれたり尻を蹴られたりしてる現場もよく見る。
訴えたら終わりだろ…って、見てるこちらは思うけど、その世界にそんな選択肢は無いんだろうな。
叩かれたり蹴られたりする様な仕事しか出来ない奴が悪い！…という世界なんだろうな。

俺からすると怒鳴ってる様にしか聞こえない喋り方でも、仕事中ではそれが普通な人もたくさん知ってる。

設計通りになかなか進まない時や、工期に急な変更があったりすると現場は余計にピリピリする。
作業員じゃない俺にまでそれは容易に伝わって来る。

ミスしたら個人的に「すみません」と言うだけじゃ済まない。
施工ミスや工期の遅れは何百万、何千万の違約金を会社が払わされるから。

それ以上にミスばかりする人や動きの悪い人達は、他の人に体力的負担を大きく強いる事になる。

ベテランの方達も、身体がボロボロ人な人はたくさんいる。
皆んな身体に鞭打って働いてる。
他人の負担を自分が背負って身体を壊しても、自分だけが会社から捨てられるだけ。

そんな世界なのに、仕事が出来ない奴を擁護するのは逆にあり得ない。
工員数も予算が決まってるから、使えない奴はサッサと辞めてもらって、使える奴が代わりに来た方が皆んな自分の身体を労われる。

そういう世界なんだ…と、横で見ているだけの俺でも分かる。

現場によってアットホームなところもある。
でもどっちが多数派かと聞かれたら、間違いなく厳しい現場の方が圧倒的に多い。

俺の仕事の立場からすると、アットホームな雰囲気の業者は使い物にならない。
作業は遅いし、非効率的な事をしてる人がいても誰も注意しない。
アットホームな雰囲気が悪い方向へ行って、作業の安全ルールもなあなあになってて、責任者の自分からすると危なっかしくてしょうがない…。

現場は命が掛かっているから、厳しくなるのも当然だと思う。
「陽気で優しい雰囲気の軍隊が強い訳がない。」
そんな感じに思えてしまう。