胆石の疑い

一番確実なのは胆嚢摘出です。便の質が変わったりするようですが、再発しなくなるメリットは大きいです。
何年も放置して何度も発作を経験すると、炎症を起こして内臓同士が癒着し、いざ取ろうとした時に大掛かりな開腹手術になる場合があります。が、早い段階なら内視鏡を使った輸血も要らないような簡単な手術で済み、入院期間も短いです。しかし過去に手術経験がある人は癒着している可能性があります。

摘出しない治療法としては、胆石が溶けるかも知れない薬を飲み続けるか、超音波などで胆石を細かく砕くかになると思います。この場合の心配なのは、石が胆管に流れた時に引っ掛からない大きさになっているかという点です。胆管を塞いでしまったら胆汁が大腸側に流れず、肝臓側に逆流します。胆管がせき止められた箇所で破裂して腹膜炎を起こしたり、逆流した胆汁が全身に回って黄疸が出たりします。