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破戒。2022年。日本映画。島崎藤村の小説を、1949年(木下恵介監督)、1962年(市川崑監督)以来60年ぶりに前田和男監督が映画化。主演は間宮祥太朗さん。
語りましょう【ネタバレあります】
舞台は1905(明治38)年、日露戦争下の信州(長野県)。瀬川丑松(間宮祥太朗)は、小学校で教壇に立っていた。誠実な人柄で信頼も厚く、生徒達からも慕われていた丑松であったが、彼には秘密があった。被差別地域出身の彼は、村を出る時に、父親から「何があっても出自は隠し通せ」と強く戒めを受けていたが、〜。
素晴らしい出来栄え。100年以上昔のこの名作を、現在の若い人気俳優たちを起用し60年ぶりに映画化したことは、とても意義があると感じました。
丑松と身分違いの恋に苦しむ士族出身の娘・志保役の石井杏奈さん、丑松の親友・銀之助役の矢本悠馬さんも素晴らしい演技をされています。
観ましたか(読みましたか)。
上記、不自然な文言があるのは、投稿できない単語があるためです。同和問題は、お住まいの地域によって、実感としてピンとくる方、こない方いらっしゃると思いますが、国語や社会科の教科書に普通に掲載されている言葉。蓋をしてどうするのか?違和感を覚えます。
国語の便覧に載っている、「初恋」を読んで、ときめいた方も、島崎藤村の顔写真に、落書きされた方も、いらっしゃるでしょう。自分もしました、メガネや鼻毛🥸ごめんなさいm(_ _)m
作中、丑松が心酔する同じく被差別地域出身の猪子蓮太郎(眞島秀和さん)が言います。「100年後、この差別がなくなっていたとしても、また違った新しい差別が生まれているだろう」と。実に秀逸です。
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